踏み台_2
材質:松
時代:大正〜昭和初期






松の木を用いてつくられた踏み台。
簡素な造形でありながら、どこか強い存在感を感じる一台です。
長い年月の中で刻まれた擦れ。
側面に残る白い塗料の痕跡。
どこで、誰が、どのような暮らしの中で使っていたのか。
そんな情景を想像しながら、私は踏み台を蒐集しています。
古い踏み台には、 松、 杉、檜などが用いられることが多くあります。
それは軽さであったり、硬さであったり。
耐久性や加工のしやすさといった、日々使うための必然から選ばれた素材なのだと思います。
どんな木を使ったのか。
そこには、形だけでは見えてこない、その家の暮らしや土地の風土が映し出されているのかもしれません。
踏み台は、ただの生活道具ではなく、
当時の暮らしを静かに語る存在でもあるように感じます。
私はこのアカウントで、約5年をかけて蒐集してきた踏み台を少しずつ記録していきます。